日本生協連(日本生活協同組合連合会、東京都渋谷区)は11月20日、「お米についてのアンケート調査」結果を発表した。それによると、生協組合員は国産米に大きなこだわりを持っていることが分かった。ただし米の喫食率は高いものの、わずかながら漸減傾向にあることも判明している。
調査は、生協組合員モニターを対象に10月9~14日、WEB上で実施したアンケートで、有効回答数は5,887件。
直近6か月間では、「日本産米を食べる」が94.6%で圧倒的多数を占めた。食べている米は「単一品種」57.9%、「どちらかと言うと単一品種」22.0%が多数を占める結果になっている。
米を購入する際に重視するのは「国産米である」が83.4%でトップ。前回調査に比べ5.6ポイント上昇している一方、「価格が安い」は1.3ポイント下落して31.8%となった。この結果を日本生協連では「『米はせめて原産地だけでも国産にこだわりたい』という消費者の心裡が読み取れる」と分析している。


各家庭で米を食べる頻度を訊くと、「1日に2回程度」が51.0%で最多。次いで「1日に1回程度」26.9%、「1日に3回以上」16.8%の順で、全体の94.8%が1日に1回以上は米を食べていることが判明した。だが前回調査と比較すると、「1日に2回程度」▲1.6ポイント、「1日に3回以上」▲0.5ポイント。生協組合員といえど、わずかながら漸減傾向にあることが分かっている。

