久米仙酒造㈱(沖縄県那覇市)は11月27日、主食用米を原料としたウィスキー「湘南はるみ ジャパニーズシングルライスウイスキー」を発売した。全農(全国農業協同組合連合会)神奈川県本部の協力により、主食用品種である神奈川産「はるみ」を原料に採用したもの。アルコール度数47度。700ml、消費税込11,000円。販売は、JAタウン、久米仙酒造オンラインショップ、久米仙酒造 楽天市場店、久米仙酒造 Yahoo!ショッピング店のほか、神奈川県内の農協直売所、沖縄県内の久米仙酒造直営3店舗、東京・新橋の1店舗で。
「はるみ」は、全農全国本部に所属する試験研究機関、営農・技術センター(神奈川県平塚市)が開発した品種。なかでも提供を受けたのは、主食用には回らない篩下米が中心。ウィスキーというと発芽させたモルト(大麦麦芽)を使うのが通例だが、同商品では「はるみ」の発芽玄米で糖化させるという世界的にも珍しい製法で醸造した。熟成にはスパニッシュオーク樽、追熟にバーボン樽を採用し、沖縄の亜熱帯気候を活かした短期熟成で仕上げた。

