農林水産省は11月28日、〝農業の国勢調査〟と言われる5年に一度の令和7年(2025)農林業センサス結果の概要を公表した。このうち今年2月1日現在の「販売目的の水稲経営体数」は53万2,998経営体で、5年前から▲18万0,794(▲25.3%)となった。前年比だと▲1万4,602(▲2.7%)。過去最低の更新にあたるが、少なくとも過去5年ほどは、減少率が小さくなる傾向にある。
また、この水稲経営体数を面積規模別にみると、5年前に比べ15ha未満の各層は減少しているものの、唯一最大層である15ha以上層のみ増加した。つまり規模拡大は確実に進展していると言える。

