ついに令和7年産米の相対取引価格が下落に転じた。それでも下落を続けるスポット価格とは6,000~8,000円の開きがあり、未だ「暴落」とまでは呼べない水準だ。
農林水産省が12月16日に公表した令和7年産米11月の相対取引価格・数量によると、11月の全銘柄加重平均価格(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)は、前月比▲565円の36,493円となった。下落したとはいえ、前年同月比+12,532円。まだまだ「高値止まり」と言われても仕方ない水準だ。
一方、11月の相対取引数量は24万6,221tで、前年同月比+64.0%、前月比▲26.9%。増減が入れ替わる激しい展開となった。まだ気が早いが、累計取引数量が前年同月の累計を上回っている。


