農林水産省が12月23日に公表した令和7年産米の集荷・契約・販売数量(11月末現在)によると、集荷数量と契約数量は前年比プラスを維持したものの、販売数量は前年比マイナスのままだったことが分かった。つまり高い概算金(一次集荷価格)のお陰で前年より集まり、その高い水準のまま契約を進めざるを得ないものの、高いがゆえ一向に捌けていない状況が続いている。

集荷数量218万4千t(+26万5千t)、契約数量179万9千t(+2万2千t)、販売数量37万5千t(▲7万5千t)。
民間在庫は出荷+販売で329万t(+70万t)。ほぼ3年前の水準だ。放出された政府備蓄米の在庫は合算しても2千tなので、「捌けていない」ことを裏づけている。
