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相次ぐ中食・外食の値上げ、今後も続く公算大

 令和6年産から令和7年産にかけての米価高騰に伴い、量販店頭に限らず、加工、中食、外食といった業務用の米価も値上げが相次いだ。しかし値上げしたとはいえ、原料米の高騰を転嫁しきれておらず、しかも原料米の高騰は今も続いている。したがって業務用米の値上げは、今後も続く可能性が高いと言える。
 今年1年間の業務用米の値上げ例を以下に一覧した(値上げ開始日の早い順)。これによると、値上げ幅は+0.3~42.0%。商品やメニューによっては原料米の高騰「だけ」を反映したものではないから一概には言えないが、最大をとったとしても原料米の上げ幅(平均+46.2%)を下回っている。つまり業務用米は、値上げしたとはいえ、原料米の高騰分を価格転嫁しきれていないことになる。加えて原料米の高騰は未だ続いている。このため業務用米の値上げは、今後も続く公算が高い。

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