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相場調査統計

11月カレーライス物価4か月連続上昇で最高値更新

 11月の「カレーライス物価」が4か月連続で上昇、過去最高値を更新した。
 帝国データバンクが1月9日に公表した昨年11月の「カレーライス物価」は1食365円(前年同月比+45円)となった。過去10年の最高値更新にあたる。前年同月比プラスは51か月連続、前月比プラスは4か月連続で、上げ幅は2か月連続で拡大した。カレーライス物価は再び大幅な上昇に転じ、「今夏に続く『第二次カレーショック』の兆しがみられる」としている。

 「カレーライス物価」は、総務省の小売物価統計調査結果から、カレーの調理に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)にまとめた「カレーライス1食あたりのトータルコスト」を示すもの。
 ただ昨今の物価高騰から、例えばライス(米)をコシヒカリからブレンド米に変えるなど、節約志向が高まっている。また肉も、輸入牛肉だけでなく、割安な豚・鶏肉、ヴィーガン・健康志向の野菜カレーなど、メニュー・素材の多様化が進んでいる。これら多様化を反映した物価動向の要望が多いことから、帝国データバンクでは今回から「カレーライス物価」の算定方法を改めた。このため前回までの公表とは数値が大きく異なる結果となっている。
 このカレーライス物価を基に、令和2年(2020)平均を100とした帝国データバンク独自算出の「カレーライス物価指数」も、前回までの公表とは大きく異なっている。それによると11月の「カレーライス物価指数」は「142.6」。調査開始以来、初めて指数140台に達した。

 総務省の小売物価統計は、毎月1回、全国都市別の公表が基本だが、その約1週間前に、東京都区部のみ先行して公表される。12月の小売物価統計(東京都区部のみ)はすでに公表されている(既報)ことから、帝国データバンクは12月の「カレーライス物価」を予想している。それによると「1食あたり平均363円台に低下する見通し」とした。前年同月比プラス記録は52か月連続に延ばすものの、前月比では6か月ぶり低下の予想だ。メニュー多様化の結果ではあるが、それでも上昇基調は揺らがない。元凶は、何といっても米だ。コシヒカリ以外であっても店頭価格が5㎏5,000円を超えていることから、この米価高騰を背景に、「過去最高値圏の水準で推移することが予想され、昨年5月頃の水準を超える『第二次カレーショック』が本格化することも考えられる」としている。

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