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「いなば姫」「サキホコレ」を種苗法登録

 農林水産省は1月14日付官報に、種苗法に基づく登録新品種を掲載した(登録日も1月14日)。イネでは以下の2品種で、いずれも輸出先国の制限対象品種としても公示されている。

いなば姫

 (公財)農業・環境・健康研究所(静岡県伊豆の国市)の鳥取試験場(鳥取県鳥取市)が「コシヒカリ」と在来種「J235」を交配した中生の主食うるち品種。鳥取オリジナル品種「星空舞」とは別に、山陰地方を栽培適地とした品種をめざして開発したもの。
 交配に在来種を取り込んだことから、施肥を必要とせず安定した収量を得られるのが特徴。「コシヒカリ」並みの草丈だが稈(茎)がしっかりしているため倒伏しにくく、施肥不要のため必然的に窒素過多を原因とした病害を避けられる。作期は、厳密には「中生の晩」で、適地である山陰では「コシヒカリ」の後に刈取適期を迎える。
 肥料を使わないため炊飯米に雑味が少なく、粒がしっかり仕上がる。炊きあがりはツヤが良く、粘りと甘みのバランスに優れており、「コシヒカリ」と同等以上の良食味との評価を得ている。

サキホコレ

 秋田128号。秋田県農業試験場が「中部132号」と「秋田97号(つぶぞろい)」を交配した晩生の主食うるち品種。県最高級ブランドの旗艦品種をめざして開発したオリジナル新品種。作期が遅いことから結果的に高温登熟性に優れているものの、耐倒伏性はやや弱めで、玄米蛋白質含有率を低めに抑える必要があるなど、栽培には高度な技術と管理が必要になる。このため県では「推奨栽培地域・条件」を示した上で、一定の能力を持つ生産者に限定して栽培推進する戦略を採っている。食味は「コシヒカリを超える」との評価。

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