全米工(全国米穀工業協同組合、東京都千代田区)が4月16日、都内で開いた東日本取引会における成約数量が明らかになった。それによると、提示17件477.84tに対し、成約は2件47.40t、成約率10%にとどまった。成約数量は、前回(3月・東日本、52.5t)並みだったものの、前年同期(132t)に比べればほぼ3分の1。前年度に引き続き奮わない年度の船出となった。
成約玉の内訳をみると、令和7年産秋田特定米穀(いわゆる くず米)玄米21.00t(提示全量)が着値㎏50円、令和7年産秋田あきたこまち玄米1等26.40t(提示全量)が着値60㎏22,000円で成約なっている。非会員のスポット業者によると、「前者の特米㎏50円は破格といっていいから、恐らくは奪い合いになったのではないか。後者の丸米60㎏22,000円は、ほぼスポット価格並み。つまり今の相場観からすると若干の高値にあたるのだが、市中でも秋田こまちは必要玉として扱われているので、やむを得ず手を伸ばした結果なのではないか」とされる。
全米工は、加工原料を中心とした米穀販売業者の全国団体で、月に1~2回、同業者同士で玉を融通しあう席上取引会を開催している。同じ米穀販売業者(卸売業者)の全国団体である全米販(全国米穀販売事業共済協同組合、東京都中央区)に比べて、比較的小規模な業者が多く、集荷業や生産業と兼業、あるいは近しい業者が多い。
