おこめ業界用語(リンク)
信用情報

北海道の米穀販売業者が破産、負債およそ6,500万円

 【㈱帝国データバンク発】北海道の米穀販売業者㈱なるきべ(札幌市、藤田歩美代表)が4月8日、札幌地裁から破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。資本金100万円、負債は約6,500万円。
 同社は、平成30年(2018)7月設立の米穀販売業者(卸売業者)。飲食店や病院、介護施設など向けに、蘭越町産ゆめぴりかなど道産米の卸売を主体に手がけていたほか、後志地方で収穫された野菜も扱い、令和5年(2023)6月期には年売上高およそ1億3,000万円を計上していた。
 しかし、近年は米の価格高騰の影響によって仕入れ価格が上昇する一方、販売価格に転嫁できず採算が悪化。令和6年(2024)6月期の年売上高は約9,500万円にとどまっていた。その後も米の価格上昇が続き、借入金の返済負担も重荷となって資金繰りが限界に達したことから、今年3月31日に事業を停止していた。

タイトルとURLをコピーしました