米穀機構(《公社》米穀安定供給確保支援機構、東京都中央区)は5月9日、今年4月時点でのDI(米取引関係者の判断指数)を公表した。それによると、今年2月以来ジリ下げ傾向にあった価格の見通しDIが、わずかながら上昇に転じた。つまり、もはや米価の下落は期待できず、このまま端境期に向けてダラダラ上がり続ける――これが、業界関係者の見方ということになる。
他の指標、需給の現状DI、見通しDI、価格の現状DIは、いずれも前月とほとんど変化がない。DI(Diffusion Index)とは、アンケート回答者の判断や方向性を指数化したもの。
\ | 4月 | 前月比 増 減 | |
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需給DI | 現 状DI | 87 | +1 |
見通しDI | 73 | ±0 | |
価格DI | 現 状DI | 94 | ±0 |
見通しDI | 59 | +4 |
