豊田通商㈱(愛知県名古屋市)はこのほど、千葉の九十九里町との間で、農業振興・地域活性化に関する包括連携協定を締結した(昨年12月16日付)。
豊田通商㈱は昨年、九十九里町で、業務用米向け多収品種しきゆたか(ハイブリッドとうごう3号)の栽培試験を実施、コシヒカリを上回る収量を確認した。今回の包括連携協定は、これを機に締結に至ったもの。
しきゆたかは、豊田通商㈱の出資先である㈱水稲生産技術研究所(愛知県豊明市)と名古屋大学が多収系統「JMS-023」と「JFR-004」の交配によって開発したもの。協定の内容は以下の通り。
△農業生産に関すること
△農産物流通に関すること
△地域農業従事者の育成、及び確保に関すること
△荒廃農地の管理・保全に関すること
△農業を通じた環境保全活動に関すること
△その他、本協定の目的達成に資すること
