穀物機械メーカーの㈱サタケ(広島県東広島市)は1月14日、業務用の新型精米機「ミルモアⅡ」(HPR1500C)を発表した。昭和61年(1986)発売「ミルモア」の後継機で、「精米品質を継承しつつ、より安定した品質の確保やDX(デジタルトランスフォーメーション)対応を兼ね備えた次世代型精米機」との触れ込み。最大精米能力は従来機から10%アップの毎時1,650㎏。希望小売価格748万円(税込)。1月17日に発売する。

原料供給部にロータリーバルブを採用、原料の安定供給により、連続したムラのない精米加工を実現。原料特性による流れの変化や調整にも対応できる。またエア圧制御を搭載し、精米中の負荷変動をリアルタイムで感知、瞬時にエア圧を自動調整し、精米作業のムラを抑制する。残留米の自動排出機能も標準装備。
DX対応では、専用アプリと連動させると、運転状況や精米ロール、金網などの消耗部品の使用時間、異常通知をリアルタイムで把握できる。メンテナンス作業や現場業務の効率化と、遠隔管理の利便性が「大幅に向上する」としている。