ＪＮＴＯ（日本政府観光局）は１月15日、インバウンド（訪日来客数）の月間・年間統計を公表した。それによると、昨年12月の訪日外客数（推計値）348万9,800人は前年同月比＋27.6％、コロナ禍前の令和元年（2019）比＋38.1％にあたり、単月として過去最高を更新。昭和39年（1964）の統計開始以来、初めて単月として340万人を突破、同月過去最高記録を11か月連続に伸ばしている。ＪＮＴＯは、この要因を「スクールホリデーのほかクリスマス・年末年始に合わせた旅行需要の高まりが多くの市場で見られた」と説明している。
また令和６年（2024）の年間累計は3,686万9,900人。これまでの過去最高だった令和元年（2019）の年間累計を上回り、過去最多となった。ＪＮＴＯは、「桜・紅葉シーズンや夏の学校休暇など、ピークシーズンを中心に各市場が単月での過去最高を更新し、東アジアのみならず東南アジア、欧米豪・中東においても実数を増やしたことが、年間過去最高の更新に繋がった」と分析している。
