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施策・政策

西日本の多収品種「とくだわら」を種苗法登録

 農林水産省は2月18日付官報に、種苗法に基づく登録新品種を掲載した(登録日も2月18日)。イネでは以下の1品種で、輸出先国の制限対象品種としても公示されている。

とくだわら

 西海304号。農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)九州沖縄農業研究センターが「あきだわら」と「タチアオバ」を交配した早生の主食うるち。九州を中心とした西日本の暖地で中生の基幹品種「ヒノヒカリ」と作期分散が可能で、「きぬむすめ」の2割増(多肥なら3割増)の多収、「あきだわら」並みの良食味であることから、外食・中食といった業務用向けの利用を期待して開発された。ただ、いもち病に対する抵抗性がさほど高くなく、耐倒伏性も充分ではないため、極端な施肥の多投は避け、いもち病の防除が必須。

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