穀物機械メーカーの㈱サタケ(広島県東広島市)はこのほど、プラスチックペレット専用の光選別機「ペレットソーターⅡ」(PCS600BWT)を発売した(3月1日)。価格はオープン。樹脂製造メーカーやプラスチックリサイクル業者などを対象に、初年度5台の販売を見込む。
プラスチックペレット原料に混入する黒点や着色粒などの不良品を除去する光選別機で、最大で毎時3tの原料を処理できる。供給された原料は幅600㎜のベルトで選別部まで搬送され、上下に搭載したカメラで原料を表裏からチェック。良品・不良品を瞬時に判別し、不良品は高速エジェクタバルブからの圧縮空気により除去される。
平成21年(2009)発売の後継機にあたり、LED光源の採用など設計を見直すことで、選別性能を大幅に向上させた。またカメラの分解能(認識できる細かさの限界)を2倍の0.03㎜に高め、微小の黒点や着色ペレットも高精度に選別できるようにした。
