米穀販売業者㈱ミツハシ(神奈川県横浜市)はこのほど、おにぎり商品の新シリーズ「郷土めし-今、伝えたい味-」の展開を明らかにした。「日本各地の郷土めしをおにぎりにした」もので、「歴史のある郷土料理や地域の食文化を守り、伝える活動を行うことで、地域の伝統と文化の継承を行う」としている。第1弾となる4月の「郷土めし」は、東京・八王子の「かてめし」。
「かてめし」は、「混ぜる」を意味する「かでる」が語源で、東京の八王子市、神奈川の相模原市、埼玉県内で伝えられてきた郷土料理の一つ。醤油と砂糖で甘辛い味付けた鶏肉・ちくわ・油揚げ・蓮根・人参・ごぼう・椎茸・竹の子・こんにゃくを混ぜ込んだ。この「かてめし」をはじめとした「桑都・八王子のふるさと料理」が、文化庁の「100年フード」に認定されている。また八王子市内では、昭和の終わりから学校給食で「かてめし」を提供し続けているという。

