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iNSIGHT飯稲米

【iNSIGHT飯稲米】令和6年産米の「適正価格」は?

 米価高騰――だそうである。いくらなら納得するのだろうか。既報の通り、去年まで生産者の出荷価格(農協の集荷価格)はコスト割れを起こしていたのだから、「去年の今頃くらい、5㎏2,300円ほど」といった声は、明らかな無理難題にあたる。ならば令和6年産米の価格は生産から流通にかけてのコストを〝適正に〟反映した結果かというと、それも違う。「今」の「適正価格」を弾き出してみよう。

間違いない「米価高騰」

 まず、やや長期的に、去年までの店頭価格の推移を見てみよう。昭和45年(1970)から、総務省「小売物価統計調査」結果から、店頭の5㎏あたり精米価格の推移をプロットしてみた(下図の青線)。これに物価増減率(消費者物価指数)を反映させたのが、下図の赤線だ。これによる...
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