㈱堂島取引所(大阪府大阪市西区阿波座)は4月30日、4月の令和6年産「現物コメ指数」を、前月比▲613円の「26,333円」と発表した。続落にあたり、2月から3月にかけての下げ幅(▲296円)を上回った。3月の反落を〝的中〟させていることからすると、いよいよ下げ基調の始まりか。

「現物コメ指数(主食用平均米価)」は、「米指数先物取引(堂島コメ平均)」の対象であり、かつ最終決済数値(値段)となるもの。農林水産省が公表する毎月の相対取引価格(全銘柄加重平均)に米穀機構DIをかけ合わせることで、翌月の相対取引価格を予測する。建値は、東京または大阪着値、1等、包装代込、税込み60㎏あたり。
堂島の委託を受けた(公財)流通経済研究所が算出、毎月最終営業日の午後3時、堂島のwebサイトで公表する。算出方法は下表の通り。
\ | 係数 |
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前々月から前月の 相対取引価格の変化率 | 不採用 |
前月の相対取引価格 | 1.04926 |
米穀機構・ 需給DI現状 | 不採用 |
米穀機構・ 需給DI見通し | -0.05165 |
米穀機構・ 価格DI現状 | 不採用 |
米穀機構・ 価格DI見通し | 0.11270 |
切片 | -0.71308 |
《参考数値》 | |
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相対取引価格(2月) | 26,485円 |
相対取引価格(3月) | 25,876円 |
米穀機構・ 需給DI現状(3月) | 86 |
米穀機構・ 需給DI見通し(3月) | 73 |
米穀機構・ 価格DI現状(3月) | 94 |
米穀機構・ 価格DI見通し(3月) | 55 |