農林水産省は5月20日、うるち精米の量販店頭価格(POSデータ)を、今年4月の全POS取引平均価格(全体の加重平均)で5㎏4,225円だったと公表した。前月比+80円、前年同月比+2,142円にあたる。マンスリーレポート5月号のなかで明らかにしたもの。
これを上回るニュースが、ドラッグストアの平均価格が5㎏4,355円(前月比+377円、前年同月比+2,434円)に達したこと。ドラッグストア平均価格は毎月参考までに示しているもので、これまで常に総体の全POS取引平均価格を下回って推移していたが、今回初めて上回った。政府備蓄米が、ドラッグストアには少なくとも優先的には行き渡らないためとみられる。
毎週の公表とは異なるが、算出基礎としているPOSデータは同じ。㈱KSP-SPが提供しているもので、対象は比較的地方の中堅スーパーが主体だ。既報の通り、最新の毎週の公表(5/5~11)では、5㎏4,268円に達している。
