工作機械メーカーの㈱ソディック(神奈川県横浜市)は6月3日、加熱調理されたパンやごはん、惣菜などを真空状態にして内部から均一に急速冷却する業務用「連続式真空冷却装置2025」を発表、販売を開始した。全ての動作を全自動化し、高い衛生レベルと省人化を実現したもの。販売予定価格は税別9,500万円。初年度生産目標台数は5台。
短時間で食品を均一冷却し、菌の増殖と食味の劣化を抑制する。真空冷却のため、落下菌などの侵入を抑制できる。また真空含浸効果により冷却中に味が浸透しやすくなるほか、全自動・連続式のため作業工程を削減して省人化を実現できる。
「ライス」200gを例にとると、投入に15秒、冷却に60秒、排出に15秒、計90秒で80℃を20℃に冷却できる。能力は毎時2,000パック。
