小泉進次郎農相は6月27日の閣議後定例会見で、外国産主食用米の輸入手続き(WTO-SBS入札)を3か月前倒しした狙いを改めて問われ、「まず米の価格高騰を抑えることが重要」とした上で、「高い関税を払ってでも民間輸入を増やす動きが顕著。これを抑える狙いもある」と指摘した。ただ「先日、能登の産地を訪れた際も、似たようなことを訊かれた」として、「今日落札される外国産米は、早ければ9月に入ってくるわけだが、ということはSBSの多くを占めるアメリカ産の場合は『古米』にあたる。似たような時期に出回る国産の新米とは別物だ」と、かなり苦しい指摘に終始した。
小泉農相、SBS前倒し「枠外輸入を抑える狙いも」
