㈱堂島取引所(大阪府大阪市西区阿波座)で取引されていた「米指数先物取引(堂島コメ平均)」の令和7年(2025)6月限が6月30日、納会日を迎えた。昨年8月13日に底値の「17,200円」で新甫発会した6月限は、割と小刻みに上げ下げを繰り返しながら、しかし基本は上げ基調で進み、6月23日に最高値の「28,470円」をつけると3営業日連続でこれを維持。最後は20円だけ下げ、「現物コメ指数(主食用平均米価)」の28,450円で着地した。下図には参考までに、相対取引価格(全銘柄加重平均)もプロットしてみた。値動きとしてはほぼ重なっているから、その意味では先物としての「機能を果たしている」と言えそうだが、「相対価格の当てっこゲーム」(公の場での有我渉前社長の発言)を標榜しているものを果たして「先物」と称していいものか、いささか判断に迷う結果となった。215営業日トータル出来高1万3,782枚、平均64枚。プレイヤー(取引参加者)の数が増え、出来高も増えて流動性が高まれば、また違った見方も出てくるはずだ。7月1日からは、令和8年(2026)6月限が新甫発会する。
