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調査統計

意外なほど猛暑被害受けていた令和7年産水稲

 令和7年産水稲は、少なくとも令和5年産、6年産に比べれば、猛暑の影響を受けなかった――巷間言われていた感触は誤りで、令和7年産であっても意外なほど影響が大きかったことが浮き彫りになった。農林水産省が3月27日に公表した「令和7年(2025)地球温暖化影響調査レポート(速報)」のなかで、明らかにしたもの。それによると令和7年産水稲への猛暑の影響は、特に「白未熟粒の発生」として表れ、その影響度合(全体の作付面積に占める被害面積の割合)は令和6年産と変わらない「3~4割」に達していた。

 ただ、あえて比較すれば北日本より東日本、東日本より西日本と、西進するほど影響度が高まる傾向が続いている。したがって令和7年産も、もともと作付面積の少ない西日本が大きく被害を被った結果、総体の収穫量増加が揺らがなかったものとみられる。
 近年になって全国的に高温耐性品種の導入が進んでおり、令和7年産の作付面積は全体の18.2%にあたる24万8千ha。農水省はレポートのなかで、「白未熟粒の発生対策としては、高温耐性品種の導入、肥培管理、水管理などが最も効果があった」と指摘している。

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