アイリスグループのアイリスアグリイノベーション㈱(宮城県仙台市)は5月12日、稲作への参入を発表した。「東日本大震災から15年の節目を機に決めたもの」と説明している。初年度は「にじのきらめき」を中心に多収品種を作付け、収穫米はパックごはんとして国内向けに販売する予定。作付面積は計22haでスタートするものの、5年後に計200ha、長期目標では1,000haまで拡大する計画で、輸出用パックごはんも視野に入れている。
アイリスオーヤマ㈱(宮城県仙台市)を筆頭とするアイリスグループは、東日本大震災で被災した企業の一つ。「地元企業として営農再開支援と農業復興を目的に」2年後の平成25年(2013)農業生産法人㈱舞台ファーム(宮城県仙台市)との共同出資で合弁会社「舞台アグリイノベーション㈱」を設立。翌・平成26年(2014)亘理精米工場(宮城県亘理町)を保有することで、精米事業への参入を果たした。東北を中心に、提携農家からの買取を通じた農業支援は、現在でも続けている。昨年1月に同社を買い取って100%子会社化することで、現社名「アイリスアグリイノベーション㈱」に改組。また令和4年(2022)南相馬工場(福島県南相馬市)を新設し、パックごはん用のトレーやフィルムの製造態勢を整えることで、資材の生産から玄米の調達・精米・加工・流通・販売までを自社グループ内で担う体制を構築している。
アイリスG稲作参入、5年後200ha作付へ
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