農林水産省が10月31日に公表した令和7年産米としては初の集荷・契約・販売数量(9月末現在)によると、集荷数量こそロケットスタートとなったものの、契約・販売数量は前年同月を大きく下回っていることが分かった。
 集荷数量94万4千t(+17万7千t)、契約数量123万9千t(▲18万7千t)、販売数量11万9千t(▲2万4千t)。放出された政府備蓄米の在庫は合算しても1万tなので、「捌けていない」ことは間違いない。〝岩盤〟と言われる一次集荷価格(概算金)を下回るほど価格が暴落でもしない限り、需要回復は難しそうだ。

