調味料大手の㈱Mizkan(愛知県半田市)は2月14日、業務用の炊飯用酵素製剤「ふっくらまるでかまど炊きⅡ」を発売した。「炊飯の際に入れるだけで、かまどで炊いたようなご飯に炊きあがる液体タイプ」で、従来品「ふっくらまるでかまど炊き」を改良、「使いやすさを向上させた」もの。1L、参考小売価格2,300円(税抜)。
価格高騰、在庫不足に伴い、特に業務用米の世界では使用米の見直しに迫られる局面が多い。だが使用米を変更すれば、その都度、水加減など炊飯条件を調整しなければならず、また違った意味でコストと手間がかかる。そこで使用米を見直しても、変わらず「おいしいごはんを提供したい、炊飯時の品質のバラつきを抑制したい、といったニーズに応えるため」改良に踏み切った、としている。
推奨添加量は、生米重量に対し0.5%。新商品1本で生米およそ200キロ相当の炊飯に使える勘定。酵素の効果により、「炊飯時の対流改善を促し、炊きあがりのベチャつきをおさえ、ごはんがふっくらほぐれる」。また対流改善の効果により、「お米一粒一粒に熱が通るため、ごはんの炊きムラ防止にも繋がる」。ごはんのほぐれが向上することにより、「ごはんのしゃもじ通りが改善される」とも。

