生活家電の製造販売を手がける東芝ライフスタイル㈱(神奈川県川崎市)は4月8日、真空圧力IHジャー炊飯器「炎匠炊き」シリーズの新商品2種を発表した。一つはシリーズのフラッグシップモデル「RC-10ZWX」、もう一つは一部機能を簡素化した「RC-10SGX」で、7月から順次発売する。価格はともにオープンだが、店頭想定価格(税込)は「RC-10ZWX」14万7,000円、「RC-10SGX」9万9,000円。
ともに自社独自の真空技術を活かした上位モデル。従来からの「真空ひたし」の後に、さらに空気を抜いて〝真空水〟を作り出す工程「追い真空」を追加した。〝真空水〟は「水中に含まれる空気が少ない」ことが特徴で、「気泡の破裂による衝撃波で米の表面が傷つくのを抑える」ほか、通常の水に比べ沸騰が早いため、煮崩れも抑制できるという。また「米の芯まで浸透しやすく、引き出されたうまみ成分が米の表面にコーティングされ、ツヤのあるごはんに炊き上がる」としている。
洗うパーツを内釜と内ぶたの2点のみとしたほか、内ぶたのステンレス部分には、水切れがよく汚れ落ちしやすいエンボス加工を採用。食器洗い乾燥機にも対応できる。洗った内釜と内ぶたを炊飯器で乾燥させる「乾燥コース」も搭載。洗った後に軽く水滴を取り、炊飯器に戻してコースを選択すると約30分で乾燥が完了する。
さらに新機能「できたて保温」は、炊飯完了から3時間の間、おいしさと温かさを保つことが可能だ。
東芝が炊飯器「炎匠炊き」シリーズ2種、7月発売へ
