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施策・政策需給

販売過多・集荷過少の令和6年産「米騒動再び」の可能性

 農協の集荷数量が前年同期を下回っている一方、販売数量は前年同期を上回っていることが明らかになった。このままいけば、「令和の米騒動」再びの可能性も否定できない。農林水産省が昨年12月27日に公表した令和6年産米の集荷・契約・販売数量(昨年11月末現在)によるもの。
 販売数量が前年同期を上回っている点は、「令和の米騒動」の反動による〝早喰い〟と考えれば説明がつく。しかし農協の集荷数量が前年同期を下回っている点は、説明がつかない。同じく農林水産省の統計によると、令和6年産米が前年産米よりも穫れているはずだからだ。
 仮に農水省の統計が間違っていないとすれば、可能性としてあり得るのは2つ。
 第1に、生産者が抱え込んでいる。つまり、さらに値が上がるのを待っている説。
 第2に、米穀流通の〝本流〟である「農協⇒卸⇒小売」というルート以外に流れている説だ。
 どちらにせよ、「令和の米騒動」再びの可能性は高いと言えそうだ。

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