農林水産省の公表によると、昨年12月の米販売価格は相変わらず上げ基調を維持、販売数量は改善したものの、相変わらず水面下(前年比マイナス)が続いている。1月31日の公表「米穀販売事業者における販売数量及び販売価格の動向(令和6年12月)」によるもの。
それによると、昨年12月の米販売価格は、前年同月比で「小売向け」+64.8%、「中食・外食向け」+38.1%と、ともに上げ基調を維持。なかでも「小売向け」は、8か月連続で過去最大の上げ幅を更新している。販売価格の前年同月比プラスは、「小売向け」が2年2か月連続、「中食・外食向け」も1年9か月連続。
一方、昨年12月の米販売数量は、前年同月比で「小売向け」▲0.8%は大幅な回復(マイナス幅の縮小)にあたる。「中食・外食向け」は+0.5%と、2か月連続でプラス圏に浮上したものの、まだ微々たるものに過ぎない。