農林水産省は3月12日付官報に、種苗法に基づく登録新品種を掲載した(登録日も3月12日)。イネでは以下の3品種。
ゆみはりづき
豊田通商㈱の出資先である㈱水稲生産技術研究所(愛知県豊明市)が、「JR008」と「JU010」を交配した中生の主食うるち。2種類の親系統を交配させた、いわゆるハイブリッドライス。かなり穂発芽しにくく、脱粒もしにくい。
コシヒカリ駿河d65Gw
コシヒカリ駿河BmsGw
育成者はイネ遺伝子解析の専門家である静岡大学の富田因則教授。「コシヒカリ駿河」シリーズは、イネが持つ特性の原因遺伝子を同定し、「超多収・大粒・早晩生」などの特徴を備えた〝スーパーコシヒカリ〟の開発をめざすもの(プロジェクトリーダー:幸福米穀㈱)。
「コシヒカリ駿河d65Gw」は、短稈・多収の「さちいっぱい」と大粒の「コシヒカリ駿河Gg」を交配。
「コシヒカリ駿河BmsGw」は、穂数を2.3倍に増やした「コシヒカリ駿河Bms」と大粒の「コシヒカリ駿河Gg」を交配。