令和6年産米の相対取引価格が、過去最高値を6か月連続で更新した。農林水産省は3月19日、令和6年産米の相対取引価格・契約数量を公表した。それによると2月の全銘柄加重平均価格(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)は、前月比+558円、前年同月比+11,182円の26,485円となった。26,000円台に達したのはもちろん初めて。前年比上昇幅も過去最大を更新した。
一方、2月の相対取引数量は16万8,249tで、前月比+5.5%、前年同月比▲39.3%にあたる。前月比は反発したものの、前年比は続落した。累計数量の前年比増加幅は+9.2%。前月の+25.3%から一挙に1ケタに圧縮された恰好で、いわゆる「令和の米騒動」に伴う〝早喰い〟で出来た貯金も、もはや底を尽きかけていると言える。

