農林水産省は3月19日、今年1月末現在の生産者の作付意向として、令和7年産主食用米の作付面積が前年比+2.3万haの128万2千haにのぼることを明らかにした。そのまま前年産の平年単収を当てはめると、令和7年産の主食用米生産量は+9万2千t(+1.4%)の688万4千tとなる勘定だ。
正確に言うと、この日、農水省が公表したのは、今年1月末現在の水田における令和7年産の作付意向。といっても生産者から聴き取ったわけではなく、ほとんどが都道府県・市町村ごとの見通しを合算したものに過ぎない。それによると、主食用米の作付意向が増えた一方、飼料用米の作付意向が大幅減。また加工用米、麦、大豆、政府備蓄米の作付意向が微減となったいる。品目ごとの作付意向は以下の通り。
主食用米 | 128万2千ha | +2万3千ha |
加工用米 | 4万7千ha | ▲3千ha |
新市場開拓用米 (輸出用米など) | 1万2千ha | +1千ha |
米粉用米 | 6千ha | ±0ha |
飼料用米 | 8万5千ha | ▲1万4千ha |
WCS(発酵 粗飼料)用稲 | 5万7千ha | 1千ha |
麦 | 10万1千ha | ▲2千ha |
大豆 | 8万1千ha | ▲3千ha |
政府備蓄米 | 2万6千ha | ▲4千ha |