おこめ業界用語(リンク)
価格 需給相場需給

2月の小売向け米価一段高、販売数量は急減

 農林水産省の公表によると、今年2月の米販売価格は相変わらず上げ基調を維持――どころか、ここにきて一段高となってきたことが分かった。また販売数量は、小売向けが激減、中食・外食向けもマイナスに転じている。3月31日の公表「米穀販売事業者における販売数量及び販売価格の動向(令和7年2月)」によるもの。
 それによると2月の米販売価格は、前年同月比で「小売向け」+76.0%、「中食・外食向け」+56.7%と、ともに上げ基調を維持。ことに「小売向け」は、1月の+68.8%から2月+76.0%と、一段高になった印象だ。販売価格の前年同月比プラスは、「小売向け」が2年4か月連続、「中食・外食向け」も1年11か月連続。
 一方、2月の米販売数量は、前年同月比で「小売向け」▲10.8%は大幅な急減(マイナス幅の拡大)にあたる。「中食・外食向け」は▲4.6%と、4か月ぶりマイナスに転落している。

タイトルとURLをコピーしました