農林水産省は４月１日、第２回政府米売渡入札（３月26～28日）結果を公表した。それによると、提示数量７万336ｔ（令和５年産３万ｔ＋令和６年産４万ｔ）全量が落札された。加重平均落札価格は60㎏あたり20,722円。前回比▲495円。第１回＋第２回の加重平均は60㎏あたり21,053円。
建値は「税抜き、包装代込みの置場価格」のため、相対取引価格（建値：税込み、包装代込みの着値）と比較するため、流通経費2,000円と消費税を加えると、第２回の加重平均は２月末までの平均相対価格に急接近していることが分かる（その差157円）。これなら５㎏3,000円台前半の店頭価格を形づくることも出来る勘定だ。しかし、この価格水準を維持するためには、追加放出を繰り返さなければならず、「目詰まり解消」に向けたチキンレース態勢はまだ解除できないものとみられる。
