農林水産省の公表によると、今年３月の米販売価格がまたも一段高となっていたことが分かった。また販売数量は、小売向け、中食・外食向けともに前年比マイナスの〝水面下〟が連続している。４月30日の公表「米穀販売事業者における販売数量及び販売価格の動向（令和７年３月）」によるもの。
それによると３月の米販売価格は、前年同月比で「小売向け」＋84.6％、「中食・外食向け」＋70.0％と、ともに上げ基調を維持した。販売価格の前年同月比プラスは、「小売向け」が２年５か月連続、「中食・外食向け」も３年ちょうど連続。
一方、３月の米販売数量は、前年同月比で「小売向け」▲13.7％、「中食・外食向け」▲2.0％と、ともに水面下。「中食・外食向け」は持ち直し傾向ではあるものの、前年比マイナスが２か月連続してしまった。
