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施策・政策調査統計

6月12日時点〝随契米の販売地図〟延46県3,731店

 農林水産省は6月12日時点の速報値として、〝随契米の販売地図〟(随意契約による政府備蓄米の販売状況)を発表した。それによると延べ46都道府県の延べ3,731店舗で販売されている。前回発表(6月10日時点)から+10県、+2,056店舗。
 6月13日夜になって小泉進次郎農相が、最後に残った「沖縄でも本日発売されたと聞いている」と発言。最初の随契米の受付開始(5月26日)から18日目にして全都道府県に行き渡ったことになる。
 ただ公表は、あくまで「延べ」であって、「今現在、店頭に備蓄米が並んでいる」ことを表すものではない。事実、店頭に並んだ最速は5日目の5月31日だったが、これらは〝見せ金〟ならぬ〝見せ米〟に過ぎず、いずれの業者も本格出回りには至っていない。だが、そもそも本来、玄米が産地から精米工程を経て店頭に並ぶまで、ましてや日本全国に行き渡るまで、その程度の時間はかかる。無理解なマスコミが急かし過ぎるのである。

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