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7月の小売向け米価、前年比プラス幅2か月連続で圧縮

 農林水産省の公表によると、今年7月の小売向け米販売価格の前年比プラス幅が2か月連続で大きく縮まっていたことが分かった。随意契約による政府備蓄米の影響によるものとみられる。中食・外食向けも縮まっているものの、小幅にとどまっているのは、7月ではまだ随契米が届いていないためか。販売数量は、小売向け、中食・外食向けともに前年比マイナスの〝水面下〟が連続している。8月29日の公表「米穀販売事業者における販売数量及び販売価格の動向(令和7年7月)」によるもの。
 それによると7月の米販売価格は、前年同月比で「小売向け」+58.8%(前月比▲13.0ポイント)と、前年同月比プラス幅が2か月連続で大きく縮まった。「中食・外食向け」+75.7%(前月比▲0.4ポイント)も縮まっているものの、幅はわずか。ただし販売価格の前年同月比プラスは、「小売向け」が2年9か月連続、「中食・外食向け」も3年4か月連続している。
 一方、7月の米販売数量は、前年同月比で「小売向け」▲6.1%、「中食・外食向け」▲6.6%と、ともに水面下。販売数量の前年同月比マイナスは、「小売向け」が11か月連続、「中食・外食向け」も6か月連続。

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