米穀販売大手の木徳神糧㈱(東京都千代田区)は5月8日、増収減益の令和8年(2026)12月期第1四半期決算を公表した。このうち主力の米穀事業は、明らかに「令和の米騒動」と呼ばれた大幅増益の反動で、「家庭用向け販売の不振に加え、在庫消化を目的とした販促・価格対応の強化により粗利率が低下したことから」、大幅減益を計上している。ただしこれらは当初予想通りの結果を覆すには至っていない。
| \ | 売上高 (前期比 増減率) | 営業 利益 (前期比 増減率) | 経常 利益 (前期比 増減率) | 四半期 純利益 (前期比 増減率) |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年(2026) 12月期 第1四半期業績 | 415億19百万円 (+12.6%) | 8億13百万円 (▲56.1%) | 7億72百万円 (▲58.5%) | 7億24百万円 (▲43.8%) |
| 令和7年(2025) 12月期 第1四半期業績 | 368億71百万円 (+23.1%) | 18億53百万円 (+347.7%) | 18億63百万円 (+331.2%) | 12億90百万円 (+280.0%) |
| 令和8年(2026) 12月期 通 期予想 | 2,000億00百万円 (+13.5%) | 40億00百万円 (▲50.2%) | 40億00百万円 (▲51.0%) | 30億00百万円 (▲45.7%) |
このうち主力の米穀事業は、何よりも単価上昇によって、売上高1,513億25百万円(+56.7%)、営業利益87億29百万円(+230.3%)の大幅増収3倍増益を計上している。
また令和7年12月期の米穀販売数量は44万73百t(+24.8%)で、過去10年で上から3番目の規模。前期の過去最少から、1年でここまで引き上げたことになる。
ただし、寄与したのは外国産米。令和7年12月期販売数量のうち外国産精米は20万57百t(+120.0%)で、前期比倍増しただけでなく、過去15年で最大を更新した。国産精米は17万96百t(+5.2%)と増加したものの、外国産米の足許にも及ばず、国産玄米に至っては6万20百t(▲34.0%)と、むしろ過去15年で最少を更新している。

