おこめ業界用語(リンク)
施策・政策

第1回MA一般米入札さらに1か月前倒し5月22日実施へ

 農林水産省は5月18日、令和8年度(2026)第1回MA一般米入札を公示した。5月22日に実施する。例年8月に実施する最初の入札を、昨年2か月前倒して6月30日に実施。今年はさらに1か月前倒した恰好だ。今回提示したのは4万3,000tで、内訳はアメリカ産うるち精米中粒種3杯(隻)3万6,000t、産地国を問わないグローバルテンダーうるち精米長粒種1杯7,000t。このうち「カルローズ」を主体としたアメリカ産うるち精米中粒種は、遅くとも10月5日までに現地で船積される。

 外国産米の義務的な無関税輸入枠であるMA(ミニマム・アクセス=年76万7千t)のうち、主食用に仕向ける年10万t枠を除いた66万7千tは、「MA一般米入札」によって輸入商社を選定する。その最初の入札は例年、8月に実施しているのだが、昨年はこれを6月に前倒しした。ちょうど(国産)政府備蓄米の放出を繰り返していた時期で、追加放出に備え、本来なら主食用以外の用途に仕向けるMA米の在庫を増やすための措置だった。今年の場合、その備蓄米在庫が払底に等しい状況であることから、「万が一の事態に備えるため」前倒したものとみられる。
 入札の主体が中粒種となったのも「万が一の事態に備えるため」で、国産米の主体である短粒種に近い品種を優先的に入れる。産地国は、主にアメリカ、オーストラリア、中国の3か国。このうちアメリカ産に集中したのは、いわゆる「トランプ関税」の影響。
 なお、ここで言う「最初の入札」は、例年7月に実施する第1回MA一般米入札を指していない。第1回入札は例年、沖縄の泡盛原料を当て込んでいるためだ。

タイトルとURLをコピーしました