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5月上期スポット価格一斉下落、ついに20,000円割れも

 米穀のスポット取引業者㈱クリスタルライス(東京都中央区)は5月20日、令和7年産米の5月上期(1~15日)主要5銘柄の取引価格を公表した。それによると、またもや一斉続落し、なかにはついに60㎏20,000円割れ銘柄も登場している。
 判明した令和8年産政府備蓄米の買入予定価格(上限価格)を割り込んで下げ一辺倒。在庫減らしに向けたダンピング材料の仕入に入ったということか。

5月上期のクリスタルライス取引価格
(関東着値、1等、包装代込み、税抜き)
青森まっしぐら19,492円4月下期比▲1,158円
宮城ひとめぼれ22,154円4月上期比▲458円
秋田あきたこまち21,355円4月上期比▲969円
関東コシヒカリ20,391円4月下期比▲289円
関東銘柄米19,991円4月上期比▲1,399円

 我が国玄米流通の大宗を占める集荷業者-卸売業者間の「相対取引」を補完するのが、スポット取引。相対に比べればスポット取引の規模は遙かに少ないため、その取引価格はどうしても相対価格から乖離する傾向にある。また米穀卸の全国団体、全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)の子会社である㈱クリスタルライスは、あまたあるスポット取引業者のなかでも唯一、取引価格を「公表」する存在のため、「意図的に価格を吊り上げている(あるいは押し下げている)」といった邪推を受けやすい存在でもある。
 上記の価格は、同社の取引で成約した価格を加重平均したもの。なお「関東銘柄米」の内訳は、あさひの夢、とちぎの星、彩のきずな、ふさおとめ、ふさこがねなど。

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