米油メーカーの築野食品工業㈱(和歌山県かつらぎ町)は5月27日、自社独自素材である米糠由来の植物性マグネシウム「ライスマグネシウム」の優位性を明らかにする研究結果を発表した。他の鉱物由来をはじめとしたマグネシウム素材に比べ、人体への吸収性を長く維持できるという。
マグネシウムは、睡眠やストレスケア、筋肉のコンディショニングなどに関与し、健康維持に欠かせない必須ミネラルの一つ。不足すれば生活習慣病に繋がるのだが、日本人の多くが必要量を十分に摂取できていない。そのためマグネシウムのサプリメント市場は、拡大を続けている現状にある。

築野食品が実施した今回の研究では、社員10人を対象にマグネシウムのサプリメント4種を摂取してもらい、1時ごと血中マグネシウム濃度を測定した。その結果、「ライスマグネシウム」は、燐酸三マグネシウム、クエン酸マグネシウム、ビスグリシン酸マグネシウムに比べ、以下の吸収特性を示すことが明らかになった。
・緩やかに血中へ移行し、最終的に高い吸収量を示す。
・高い血中濃度が数時間にわたり持続する。
・他素材とは異なる、特異な吸収持続特性を示す。
一言で言えば、「緩やかに吸収され、持続的に働く」吸収特性。このことから「ライスマグネシウム」が、睡眠の安定的な維持や長時間スポーツ時の筋疲労ケアに寄与できる可能性、また緩下作用が起きにくい可能性が期待される――としている。
一般的なマグネシウム原料が、鉱物由来を主流としているのに対し、米油メーカーである築野食品が開発した「ライスマグネシウム」は、国産米糠由来。米に含まれるマグネシウムは約0.023%しかないため、世界的にも稀少な植物性マグネシウム素材と言える。

