米穀のスポット取引業者㈱クリスタルライス(東京都中央区)は7月6日、令和7年産米の6月下期(16~末日)主要5銘柄の取引価格を公表した。それによると、全銘柄が一斉続落し、ついに60kg20,000円台の銘柄が姿を消している。
CRの公表銘柄数は、取引数量の多寡に応じて変動する。5銘柄もの公表に至った事実は、ここにきてようやく取引数量が活発化してきたことになる。
| 6月上期のクリスタルライス取引価格 (関東着値、1等、包装代込み、税抜き) | ||
|---|---|---|
| 青森まっしぐら | 18,788円 | 5月上期比▲704円 |
| 秋田あきたこまち | 19,844円 | 6月上期比▲1,398円 |
| 関東コシヒカリ | 19,480円 | 5月下期比▲574円 |
| 関東銘柄米 | 17,552円 | 5月上期比▲2,439円 |
| 新潟一般コシヒカリ | 19,891円 | 4月上期比▲2,994円 |
我が国玄米流通の大宗を占める集荷業者-卸売業者間の「相対取引」を補完するのが、スポット取引。相対に比べればスポット取引の規模は遙かに少ないため、その取引価格はどうしても相対価格から乖離する傾向にある。また米穀卸の全国団体、全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)の子会社である㈱クリスタルライスは、あまたあるスポット取引業者のなかでも唯一、取引価格を「公表」する存在のため、「意図的に価格を吊り上げている(あるいは押し下げている)」といった邪推を受けやすい存在でもある。
上記の価格は、同社の取引で成約した価格を加重平均したもの。なお「関東銘柄米」の内訳は、あさひの夢、とちぎの星、彩のきずな、ふさおとめ、ふさこがねなど。

