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施策・政策

12月7日までに放出備蓄米の87.8%が小売に到達、随契米が入札米を追い越す

 農林水産省は12月26日、政府備蓄米の引取数量(実際の流通量)を公表した。備蓄米が末端まで流通するよう、隔週ごと報告義務を課していたもの。それによると、11月24日~12月7日までに小売業者まで届いた数量は入札+随契51万7,824t(前隔週比+6,400t)で、政府備蓄米放出総量59万tの87.8%(+1.1ポイント)にあたる。既報の通り、農水省は全量が行き渡るのは来年2~3月頃になるとの見通しを明らかにしている。
 このうち〝入札米〟は、小売まで届いた数量は26万9,261t(+492t)で、入札による放出量31万tの86.9%(+0.2ポイント)にあたる。
 小売や実需などによる〝随契米〟の買受数量は24万8,563t(+5,908t)で、随意契約による放出量28万tの88.8%(+2.1ポイント)にあたる。実数はともかく率としては、随契米が入札米を追い越したことになる。

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