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需給

5月の枠外輸入米、反落の2,759t

 財務省が6月26日に公表した輸入通関実績によると、今年5月の外国産米(枠外)輸入量が反落していたことが分かった。5月の外国産米輸入量は、2,759t(前月比▲18.3%、前年同月比▲74.0%)、4億1,502万4千円(前月比▲19.6%、前年同月比▲69.5%)。折り返し地点を前に、累計輸入数量は2万tに満たない。

 日本の米の場合、高い輸入関税(㎏341円)が設定されているため、国家貿易で入ってくるものを除けば、ほんの少量しか入って来ないのが通例だった。ところが国産米価格が高騰したことで、高い関税を払っても外国産米を仕入れたほうが安くあがる――そう算段した業者が複数いた模様で、昨年に入ってから倍々ゲームで枠外輸入量が急増してきた。しかしそれも、8月からは減少に転じていた。

精米の枠外輸入量(5月)

数量金額
韓国8t217万8千円
台湾126t2,145万9千円
ベトナム115t1,687万9千円
タイ188t2,131万4千円
カンボジア22t283万6千円
ミャンマー130t1,479万4千円
インド550t9,212万5千円
パキスタン58t1,266万0千円
スリランカ35t260万0千円
バングラデシュ39t1,028万3千円
ネパール2t49万4千円
イタリア0t63万1千円
アメリカ1,476t2億1,576万0千円
2,749t4億1,401万3千円
※5月は籾、砕米での輸入はゼロ。玄米では台湾、ベトナム、タイの3か国で計16t、643万7千円のみ。

 輸入は船舶輸送が一般的なため、契約から着港まで2~3か月のタイムラグがある。随意契約による「安い」政府備蓄米の放出が5~6月だから、8月からの輸入減少は「枠外輸入米では割に合わない」と勘定した結果と考えれば符合する。
 したがって「高い」国産新米の出回りが本格化し始めた9月に再び枠外輸入米の魅力が再燃、実際に入ってきた11月から再び枠外輸入量が増加に転じていたものの、年明け1月をピークに2か月連続で減少、4月はいったん小幅に増えたものの、5月は減少ペースに逆戻りした恰好だ。

 今年5月の輸入額を単純計算すると、精米を㎏491円で仕入れることが出来る水準だ。同じ5月の国内相対価格を税別・精米換算すると㎏569円。まだまだ〝お得な水準〟ではあるが、㎏100円に満たない程度の差額では「外国産米」のハンデは埋められないか。であるなら今後、枠外輸入は下火になっていくのが〝自然な流れ〟だが、一方で国内相対価格が上昇すれば、〝掌返し〟の可能性も否定できない。

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