農研機構(国立研究開発法人 農業・ 食品産業技術総合研究機構)は10月7日、極早生品種の4月植えが最大反収となる水稲「再生二期作」の〝最適解〟を見いだしたと発表した。これを踏まえ「福岡つきあかり」で合計単収10a1tも記録している。
「再生二期作」とは、農研機構が開発した新技術で、従来の二期作と異なり、一度の移植(田植)で2回の収穫が出来るもの。一期作目の収穫の後、刈り取った稲(地際から40㎝残す)の切り株から茎を再生させ、もう一度稲穂を実らせて2回目の収穫を行うため、二期作目の育苗や移植が不要になる。当然、通年の単収は大幅に向上する。
今回の研究では、まず福岡県筑後市の試験圃場で、令和4年産と令和5年産に、一期作目の移植時期(4月植えと5月植え)品種(多収8品種)の違いが二期作目の収量に及ぼす影響を調査。その結果、2か年の平均単収は、4月植えの全8品種が一期作目10a550kgを超え、二期作目250kgを超える多収となった。5月植えでは一期作目の単収こそ全8品種10a550kgを超えたものの、二期作目の単収は品種ごとに差が出た。8品種のうち極早生の「ちほみのり」「つきあかり」「にじのきらめき」「ゆみあずさ」「とよめき」が250kg超となった一方、早生~中生の「あきだわら」「ほしじるし」「やまだわら」は150kgを下回った。
この結果を踏まえ、同じく福岡県筑後市の試験圃場で、令和6年産に「つきあかり」を4月植えした現地実証試験を実施。その結果、一期作目で約700kg、二期作目で約300kg、合計単収10a1tを記録している。

