米穀のスポット取引業者㈱クリスタルライス(東京都中央区)は10月20日、令和8年産米10月上期(1~15日)主要8銘柄の取引価格を公表した。それによると令和8年産初登場3銘柄は前年産の終盤価格から下げているものの、前半期(9月下期)と比較可能な5銘柄はいずれも上げ基調にある点が共通している。
| 令和8年産10月上期のクリスタルライス取引価格 (関東着値、1等、包装代込み、税抜き) | ||
|---|---|---|
| 北海道ななつぼし | 16,893円 | 9月下期比+69円 |
| 青森まっしぐら | 14,357円 | 6月下期比▲4,431円 |
| 宮城ひとめぼれ | 15,751円 | 7月下期比▲6,403円 |
| 秋田あきたこまち | 16,402円 | 9月下期比+1,515円 |
| 関東コシヒカリ | 15,285円 | 9月下期比+1,006円 |
| 関東あきたこまち | 15,006円 | 7月下期比▲610円 |
| 関東銘柄米 | 13,879円 | 9月下期比+789円 |
| 新潟一般コシヒカリ | 18,599円 | 9月下期比+1,604円 |
我が国玄米流通の大宗を占める集荷業者-卸売業者間の「相対取引」を補完するのが、スポット取引。相対に比べればスポット取引の規模は遙かに少ないため、その取引価格はどうしても相対価格から乖離する傾向にある。また米穀卸の全国団体、全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)の子会社である㈱クリスタルライスは、あまたあるスポット取引業者のなかでも唯一、取引価格を「公表」する存在のため、「意図的に価格を吊り上げている(あるいは押し下げている)」といった邪推を受けやすい存在でもある。
上記の価格は、同社の取引で成約した価格を加重平均したもの。なお「関東銘柄米」の内訳は、あさひの夢、とちぎの星、彩のきずな、ふさおとめ、ふさこがねなど。つまり言い換えれば「関東B銘柄」にあたる。

