米価高騰に伴う消費者の買い控えが、昨年11月ついに始まった模様だ。総務省は1月10日、昨年11月の家計調査結果を公表した。それによると「米」(2人以上の世帯全国1世帯1か月あたり)の支出金額が、昨年2月から続いていた前月比プラス傾向が、マイナスに転じた。購入数量も、4か月ぶりの前月比マイナス。平均価格は高騰がおさまっておらず、ついにkgあたり500円に達している。
ただし〝ライバル〟のパンは、平均単価を下げて購入数量を増やしているものの、支出金額総体は前年比マイナスのまま。麺類は、平均単価、購入数量、支出金額いずれも前月比プラスを続けている。
総務省・家計調査結果「米」
\ | 支出金額 | 購入数量 | 精米kg あたり 平均価格 |
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昨年11月 | 2,729円 | 5.11kg | 533.54円 |
前月比 増減率 | ▲21.6% | ▲33.2% | +17.1% |
前年比 増減率 | +58.6% | +13.8% | +17.1% |
