ガソリンエンジンを採用した農業ドローン「田助人 Tasketto」が登場した。産業用ドローンメーカー㈱Prodrone(愛知県名古屋市)が開発したもので、カーリース業者キリックスリース㈱(愛知県名古屋市)が独占販売権を取得、6月3日から販売・リースを開始した。キリックスリース㈱によるドローン事業への初進出にあたる。
国内農業ドローン市場の主流であるバッテリータイプだと、充電の手間やバッテリーの摩耗、充電器などの導入コスト高騰が大きな課題だった。新機種は32ccのガソリンエンジンを採用することでこれら課題を解決。低排気量のため静粛性に優れているほか、1Lのハイオクガソリンで45分の飛行が可能な低燃費。農薬散布の場合、1Lの飛行で約5haの農地をカバーできる。また機体重量7.5㎏と軽量ながら最大8Lの農薬を積載できる。GPSを標準搭載しているため、手を離せばその場でホバリングを開始する簡単操作も実現している。最大風圧抵抗は秒速20m。
