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需給

4月の民間在庫249万t、6末見通し的中なるか微妙

 農林水産省が5月29日に公表した令和7年産米の集荷・契約・販売数量(今年4月末現在)によると、引き続き集荷数量と契約数量は前年比プラスを維持したものの、販売数量は前年比マイナスのままだったことが分かった。つまり高い概算金(一次集荷価格)のお陰で前年より集まり、その高い水準のまま契約を進めざるを得ないものの、高いがゆえ一向に捌けていない状況が続いている。
 ただ契約数量の前年比増加率は、生産量の増加率(1.70㎜篩目幅で+15.5%、1.80~1.90㎜篩目幅+9.7%)を大きく下回っており、このため実数が前年を上回っているとはいえ、契約の進捗率となると前年を下回ったまま。販売の進捗率は、当然ながら常に前年を下回る状態が続いている。
 民間在庫は出荷+販売で249万t(+81万t)。やっと250万tラインを下回ったものの、前年の同時期150万t強だったことを思えば、「まだまだ」の感がある。放出された政府備蓄米の在庫は払底しているため、残された在庫は高値玉ばかり。ますます「捌けない」状況に加速度がつきそうだ。生産段階の在庫を40~50万t程度と考えると、今年6月末の民間在庫が先に示された「221~234万t」の幅におさまるか否か、微妙な段階に入ってきたと言える。

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